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【コラム】その目詰まり、フィルターのせい?交換頻度が増える3つの原因
「以前よりフィルター交換の回数が増えた」
「新品に交換しても、すぐに流量が落ちてしまう」
このような経験はありませんか?
フィルターが頻繁に目詰まりすると、「フィルターの性能が悪いのでは?」と考えてしまいがちです。
しかし、目詰まりの原因はフィルターそのものだけとは限りません。
今回は、クーラントろ過でフィルターの交換頻度が増える代表的な3つの原因をご紹介します。
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原因1.スラッジの発生量が増えている
もっとも分かりやすい原因が、フィルターに流れ込むスラッジ量の増加です。
フィルターは液中のスラッジを捕集するため、処理する量が増えれば、それだけ目詰まりも早くなります。
特に、
- 加工量が増えた
- 加工機の台数を増やした
- 加工条件を変更した
- 加工する材質を変更した
といった場合は、それまでと同じフィルターでも交換頻度が高くなることがあります。
カートリッジフィルターは、構造上、スラッジをろ材で物理的に捕集するため、スラッジ濃度が高い液では短時間で目詰まりが進行する場合があります。
まずはフィルターだけを見るのではなく、加工現場で発生するスラッジ量そのものが変わっていないか確認してみましょう。
原因2.スラッジとフィルターの相性が合っていない
同じ「スラッジ」でも、大きさや材質、形状は加工内容によって異なります。
例えば、研削加工では非常に細かなスラッジが多く発生します。
細かなスラッジに対して必要以上に高精度なフィルターを使用すると、ろ材表面や内部に微粒子が蓄積し、目詰まりが早くなることがあります。
反対に、必要なろ過精度が足りなければ、十分にスラッジを除去できません。
そのため、
「細かいフィルターほど良い」
とは限らないのです。
ろ過装置を選ぶ際は、スラッジの材質・粒径・量などを確認し、目的に合ったろ過精度を設定することが重要です。
必要以上に高精度なフィルターを選ぶと、目詰まり頻度が増えて運用負担が大きくなる場合があります。
原因3.クーラント液の状態が変化している
目詰まりを見るとスラッジばかりに注目してしまいますが、クーラント液そのものの状態も重要です。
液の粘度や濃度、混入している他油などが変化すると、フィルターを通過するときの抵抗が大きくなる場合があります。
特に、
- クーラント濃度が以前と違う
- 他油が多く混入している
- 液が劣化している
- 粘性の高い液を使用している
といった場合には、フィルター交換だけでは根本的な改善にならないことがあります。
フィルター選定では、スラッジだけでなく、クーラントの種類や粘度なども確認することが重要です。
◎フィルター交換が増えたら「原因」を確認しましょう
フィルター交換頻度が増えたからといって、必ずしもフィルターそのものに問題があるとは限りません。
重要なのは、
スラッジ量・スラッジの性質・クーラント液の状態
を確認することです。
原因を把握せずにフィルターの種類だけを変更しても、同じように目詰まりを繰り返してしまう可能性があります。
また、スラッジ量が多い場合には、フィルターの前段に遠心分離機などを設置して粗取りを行うなど、ろ過システム全体を見直すことも一つの方法です。
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